松本城 (長野県) の見どころとアクセス方法
日本語 | English
松本城は日本最古の現存する天守として国宝に指定されています。下見板に使用されている黒漆により、城全体が黒と白のコントラストで美しく彩られています。狭い階段を上って天守閣に至ると、松本市内を一望することができます。
この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、松本城の見どころとアクセス方法についてご紹介します。
(Last modified: )
Table of contents
松本城の見どころ
松本城は日本最古の現存する天守として国宝に指定されています。江戸時代以前に建造され現在も残っている天守は12箇所しかなく、その中でも国宝に指定されているのは姫路城、彦根城、犬山城、松江城、そして松本城の5つだけで、これらは非常に貴重な歴史的建造物です。
松本城の特徴のひとつはその色合いです。下見板と呼ばれる部分には黒漆が使われ、上部の白漆と合わせて黒と白のコントラストが美しいです。この黒漆は毎年塗り替えられており、過去には他の城にも黒漆が使われていたそうですが、現在は松本城だけがその伝統を継承しています。
松本城の外観の特徴から「烏城」と呼ばれることもありますが、公式にはそのような別名は用いられていないようです。なお、松本城は1504年頃に建造され、当初は深志城という名前でした。その後1582年に小笠原貞慶によって深志城から松本城へと改名されました。
松本城の天守閣へは階段を使って登ることができます。しかし、天守閣へと続く最後の階段は非常に急で狭いので、上る際には注意が必要です。天守閣からは松本市内を一望することができ、桜の名所としても知られています。春にはライトアップが行われ、その他の季節には様々なイベントが開催されますので、松本城を訪れる前にはイベント情報をチェックしてみてください。
松本城の住所およびアクセス方法
松本城の住所は「長野県松本市丸の内4番1号」です。最寄り駅はJR篠ノ井線松本駅です。ここから徒歩で行く場合は20分ほどかかります。松本駅からバスに乗車し松本城・市役所前で下車。徒歩すぐです。
松本城の近くにある観光スポット情報
松本城の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:
中町通り
白壁の蔵造りの家々が並ぶこの歴史的な通りは、郷愁を誘う雰囲気を持っています。通りにはユニークな店やカフェ、ギャラリーが点在し、地元の風味を味わったり、伝統的な工芸品や骨董品を探したりすることができます。
松本市美術館
この美術館では地元のアーティストたちの作品を展示しています。特に水玉模様で世界的に知られる草間彌生の作品が注目されています。美術館のモダンな建築自体も見応えがあり、内部に収められている魅力的な作品と一体となっています。
開智学校
日本で最初の小学校である開智学校は現在、日本の近代教育史を伝える博物館となっています。1876年に建てられたその見事な洋風建築は、松本の文化遺産の一部となっています。
アルプス公園
松本の郊外に位置するこの公園からは、市内と周囲の山々を一望することができます。公園には子供の動物園、植物園、各種レクリエーション施設があり、家族連れには一日楽しむことができる場所となっています。
松本城に関するその他の情報
松本城に関するオフィシャルサイト:
https://www.matsumoto-castle.jp/
-- --
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )
