東山動植物園自然動物館の見どころ完全ガイド
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東山動植物園は本園と北園がありますが、北園の中には夜行性動物や両生類や爬虫類が見れる自然動物館があり、ワニやオオサンショウウオ、カエル、トカゲ、ヘビ、カメなどを見ることができます。この記事では東山動植物園自然動物館の見どころを紹介します。
なお東山動植物園全体に関する解説記事については「東山動植物園 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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自然動物館の場所
自然動物館は動物園北園の中にあり、東山スカイタワーの前にある、スカイタワー門の正面にあります。ジャガー舎の前を通過し、階段を上ったところです。またコビトカバ舎付近のエスカレーターを上ったところにあります。
自然動物館の外側にはオオサンショウウオの水槽があります。
自然動物館の入口はオオサンショウウオの水槽の左側にあります。
スターライトハウス
入館してすぐ右側に中が暗い通路があります。この先がスターライトハウスです。ここでは夜行性動物を見ることができます。
中はかなり暗くなっています。小さなお子さんで暗いところが苦手な方はご注意ください。
コツメカワウソです。コツメカワウソは自然動物館以外に動物園本園でも飼育されています。
ウスイロホソオクモネズミです。
ビントロングです。
キンカジューです。生息地は中央アメリカおよび南アメリカの熱帯雨林です。樹の上で暮らしており、体長と同じくらいの長さの尾があり、木に巻きつけることができます。果実や木のみ、昆虫などを食べます。
ミナミコアリクイです。生息地はブラジル、ベネズエラ、コロンビア、アルゼンチンです。黒いベストを着ているように見えるのが特徴です。長い舌を使ってアリやシロアリ、ミツバチなどを食べます。
ハツカネズミです。全世界に生息しています。雑食で、種子、穀物、果実、昆虫などを食べます。草地や田畑、土手などのほかに家屋でも生息しており、ドブネズミ、クマネズミと共に家ネズミと呼ばれます。
ルーセットオオコウモリです。
ハリモグラです。
フタユビナマケモノです。
ツチブタです。生息地はサハラ砂漠以南のアフリカ全域です。長く粘り気のある舌を使ってシロアリやアリを食べます。日中は掘った穴の中で過ごしますが、毎日巣穴を変えるため、他の動物たちがツチブタが残していった穴を巣として利用しています。
ヒメハリテンレックです。
コジャコウネコです。生息地はスリランカやパキスタンです。草地や森林に住み、ほとんどの時間を地上で過ごします。肉食性で
マタコミツオビアルマジロです。生息地はボリビア東部、ブラジル南西、パラグアイ、アルゼンチンです。背中の皮膚は非常に硬くなっており、危険を感じると体を丸めて身を守ります。果物やアリ、昆虫の幼虫などを食べます。
スナネコです。
ケープジェネットです。生息地は南アフリカです。体全体にある大きな斑点が特徴です。主にネズミなどのげっ歯類を食べますが、雑食で哺乳類や昆虫なども食べると言われています。
フサオネズミカンガルーです。生息地はオーストラリア南西部です。ネズミのような見た目をしていますが、カンガルーの仲間でお腹の袋で子どもを育てます。キノコなどの菌類を食べます。
スンダスローロリスです。
プロムナード
自然動物館の 1 階から 2 階へはエキゾチックプロムナードという名前のプロムナード(スロープ)を通って上がることができます。(階段で直接 2 階へ上がることもできます)。
通路の上からは、飼育されているワニやカメを見ることができます。
ニシアフリカコビトワニです。
3 種類のカメが飼育されています。ムツアシガメ、ビルマホシガメ、ホウシャガメです。
ミシシッピーワニです。
ナイルワニです。
なおプロムナードの入口付近に見える水槽がナイルワニがいる水槽です。
以前は他にインドガビアルが飼育されていましたが、 2023 年 12 月に亡くなっています。
両生類エリア
自然動物館の 2 階は両生類エリアと爬虫類エリアに分かれています。
右が両生類のエリアです。
チュウゴクオオサンショウウオです。生息地は中国東部です。オオサンショウウオと似ています。
オオサンショウウオです。日本にのみ生息しており国の天然記念物に指定されています。世界最大級の両生類です。
オワリサンショウウオです。生息地は知多半島から名古屋市周辺までの愛知県西部のみです。東海地方や近畿地方に生息するヤマトサンショウウオと同じ種と考えらていましたが、2022年に新種と判明しました。
オオサイレンです。生息地はアメリカ南東部とメキシコ北東部です。ウナギのような形をしており、泳ぎ方も似ています。魚や貝などを食べます。
スポッテッドサラマンダーです。生息地はカナダ南東部とアメリカ東部です。全身にオレンジや黄色の斑点があるのが特徴です。
アフリカツメガエルです。生息地はアフリカ大陸中南部です。後肢の 3 本の指にに、爪に似た角質層があります。ほとんど水中にいますが、息継ぎのために水面に上っていく姿を見ることができます。
ミヤコヒキガエルです。日本の宮古島諸島にのみ生息しています。以前は大東諸島や沖縄島北部にも一時定着していましたが、駆逐事業で除去されています。
ナンベイウシガエルです。生息地は南アフリカ北部です。夜行性の大型のカエルです。
イエアメガエルです。
ジュウジメドクアマガエルです。生息地は南アフリカ大陸北部です。外敵に襲われると皮膚から毒物を分泌します。
アカメアマガエルです。生息地はメキシコ南部からコロンビア北部にかけてです。目が大きく、赤い色をしています。休むときには乾燥を防ぐために、目を閉じて四肢を縮こませます。
スズガエルです。生息地は中国北部および朝鮮半島です。背中は緑色か褐色だが、お腹には赤字に黒い斑紋があり、外敵があらわれると腹を見せて威嚇します。
アイゾメヤドクガエルです。生息地はブラジルやガイアナです。体の色の種類が最も多い種のひとつです。青色のカエルは、以前はコバルトヤドクガエルという別の種別と言われていましたが、現在はアイゾメヤドクガエルの変種ということが分かりました。
キオビヤドクガエルです。生息地はブラジル、コロンビア、ガイアナなどです。黄色い体色に黒いスポットやバンド状の模様があります。オスは繁殖期になるとメスにアピールするために高く美しい声で鳴きます。
マダラヤドクガエルです。生息地はコロンビア、ニカラグア、コスタリカ、パナマです。体色は黒地に緑のまだら模様がありますが、青や茶の場合もあります。
アフリカウシガエルです。生息地はアフリカ南部です。オスは非常に体が大きくなります。昆虫やカエルのほかに小型の鳥や哺乳類も食べます。同じアフリカウシガエルも食べてしまいます。
ベルツノガエルです。
ツチガエルです。生息地は日本です。一部のツチガエルは幼生のままで越冬し、翌年の夏にカエルになります。
ナゴヤダルマガエルです。生息地は日本の東海地方、近畿地方、山陽地方、中国地方です。トノサマガエルに似ています。体には円形のまだら模様があり、それぞれの模様はつながっていません。
トノサマガエルです。生息地は日本およびユーラシア大陸です。ただ日本の中でも北海道、関東地方、東北地方には生息していません。メスには黒い斑紋があり、黒っぽく見えます。
ヌマガエルです。生息地は日本、中学、台湾です。ツチガエルに似ていますが、背中のイボが小さく、鼻の先がすこしとがっています。
カジカガエルです。生息地は日本(本州、四国、九州)です。渓流や湖の住み、美しい声で鳴くことで知られています。昆虫やクモなどを食べます。
ニホンアカガエルです。生息地は日本(本州、四国、九州)です。体の色は赤褐色で、背中の線がまっすぐ伸びているのが特徴です。ヤマアカガエルと似ていますが、平地によく住みます。
ニホンアマガエルです。
ヤマアカガエルです。生息地は日本(本州、四国、九州)です。ニホンアカガエルによく似てます。平地よりも山地に多く住み、昆虫やミミズを食べます。
マルメタピオカガエルです。生息地は南アメリカ大陸中央部です。名前の由来は目がタピオカに似ていることからです。昆虫や甲殻類、魚類などを食べますが、口が大きいため大きな獲物も食べることができます。
マレーコノハガエルです。
サビトマトガエルです。
ミツヅノコノハガエルです。
コロンビアミズアシナシイモリです。
マケドニアクシイモリです。
ファイヤーサラマンダーです。生息地はヨーロッパです。体の色は黒地に黄色い斑点があります。外敵から身を守るために皮膚から有毒の分泌物を出すほか、追いつめられると毒液を相手に向かって噴射することもあります。
マダライモリです。
スペインイボイモリです。生息地はスペイン、ポルトガル、モロッコです。沼や池などに住みます。
コイチョウハナダイモリです。
シリケンイモリです。生息地は奄美諸島、徳之島、沖縄本島及び慶良間諸島です。川や湿地などに生息しています。メスの方が大きく全長は 18cm ほどです。
アカハライモリです。生息地は日本です。名前の由来はお腹が赤いためです。
ニホンイシガメです。生息地は日本(本州、四国、九州)です。幼体の頃は甲羅が江戸時代の銭に似ていることからゼニガメとも呼ばれます。
サルビンオオニオイガメです。
セマルハコガメです。
トウブドロガメです。生息地はアメリカ合衆国東部です。甲羅がドーム状に盛り上がっています。雑食で昆虫や貝、両生類、果実、藻類などを食べます。
クサガメです。生息地は日本、中国、韓国などです。甲長がオスよりもメスの方が倍近く大きいです。成長するとオスは黒っぽくなり、メスは頭部に黄色い模様が残ります。
カミツキガメです。生息地はカナダ南部から南アメリカ大陸北部です。甲羅の大きさが最大で 50cm にもなる大型のカメです。性格はとても狂暴で、噛みつく力がとても強いです。
ワニガメです。生息地は北アメリカ南東部です。甲羅の長さは最大で 80cm になり、淡水に住むカメの中では世界最大です。口を開け、舌をルアーのように動かして魚を捕食することがあります。
スッポンモドキです。生息地はニューギニア南部とオーストラリア北部です。ブタバナガメとも呼ばれます。スッポンに似た特徴を持つカメです。
マッコードナガクビガメです。生息地はインドネシアのロティ島です。とても長い首が特徴で、頭を隠すときにひっこめるのではなく、首を横に曲げて甲羅におさめます。
マタマタです。生息地は南アメリカ大陸北部です。マタマタはとても特徴的な外観をしており、魚を捕獲して食べます。
ビルマホシガメです。生息地はミャンマーです。甲長が約 30cm になる大型のカメで、寿命は飼育環境だと 30 年から 50 年にもなると言われています。
インドホシガメです。生息地はインド、パキスタン、スリランカです。甲羅の美しい星模様が特徴です。
パンケーキリクガメです。
ギリシャリクガメです。生息地はアフリカ北部、中近東、南ヨーロッパです。名前の由来は甲羅の模様がギリシャ織に似ていることです。
キアシガメです。
アカアシガメです。
キボシイシガメです。(爬虫類エリアのグリーンイグアナの水槽にいるのですが、こちらに掲載しておきます)。
爬虫類エリア
2 階を左へ行くと爬虫類のエリアです。
ニシアフリカコビトワニです。生息地はアフリカ大陸西部です。口吻が短いのが特徴で、全長は 1.5m 前後ほどの小型のワニです。川や湿地に住みます。
ヨウスコウワニです。生息地は中国の長江下流域です。全長は 2m ほどで小型のワニです。主に貝を食べますが、鳥や魚も食べます。
インドシナウォータードラゴンです。生息地はタイ、ベトナム、インドシナ半島です。体の色が鮮やかな緑色をしています。水辺の森林に住み、樹の上にいることが多いです。泳ぐのが得意です。
インドシナウォータードラゴンの子供も飼育・展示されています。
ケイマンイワイグアナです。生息地はカリブ海のリトルケイマン島とケイマンブラック島だけです。
キタアオジタトカゲです。
エボシカメレオンです。
アメリカドクトカゲです。
バンディットテグーです。
レッドテグーです。
グリーンイグアナです。
グリーンバシリスクです。
メキシカンタイガーラットスネークです。
コロンビアレインボーボアです。
カーペットニシキヘビです。
ボールニシキヘビです。
オオアナコンダです。
エメラルドツリーボアです。
ミドリニシキヘビです。
アカマタです。
シマヘビです。
アカダイショウです。
アオダイショウです。
ケニアスナボアです。
ボアコンストリクターです。
ミズオオトカゲです。
マダガスカルミドリヤモリです。
オウカンミカドヤモリです。
ニシアフリカトカゲモドキです。
ヒョウモントカゲモドキです。
ニシオニプレートトカゲです。
バルカンヘビガタトカゲです。
サバンナオオトカゲです。
東山動植物園自然動物館に関する写真一覧
東山動植物園自然動物館に関する写真一覧は下記をご覧ください。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )