奈良 長谷寺 (奈良県) の見どころとアクセス方法
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長谷寺は奈良県桜井市の初瀬山の中腹にある寺院です。春には牡丹、梅雨時には紫陽花、秋には紅葉など、季節ごとの花を楽しむことができることで有名で、多くの観光客が訪れます。登廊と呼ばれる階段が399段あり、上りきった先には国宝の本堂があります。本堂の舞台からは絶景が楽しめます。
この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、奈良 長谷寺の見どころとアクセス方法についてご紹介します。
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奈良 長谷寺の見どころ
長谷寺は奈良県桜井市にある真言宗豊山派の総本山です。初瀬山の中腹に位置しており、季節ごとに桜や牡丹、紫陽花、紅葉といった四季折々の花を楽しむことができるため、「花の御寺」と呼ばれ、親しまれてきました。
長谷寺の仁王門をくぐると登廊と呼ばれる屋根付きの階段が現れます。全部で399段ある階段は、下から順に下登廊、中登廊、上登廊と3つに分かれています。春には階段沿いの咲く牡丹の花が楽しめ、また梅雨の季節には下登廊の先にある「嵐の坂」に紫陽花の鉢植えが数多く並べられておりとても美しいです。
登廊を登りきった先には国宝の本堂があります。本堂は京都の清水寺と同じ建築方法を使って断崖絶壁に建てられており、本堂の前がせりだして舞台となっています。舞台からは愛宕山などを一望でき、是非訪れてほしいお勧めのスポットです。
ご本尊の十一面観世音菩薩立像は高さが約10mあり、日本最大級の木造仏像です。火災などで何度も再造され、現在の御像は室町時代に造立されたものです。通常は外から見ることができますが、特別拝観期間中は本堂内に入り、直接触れてお参りすることができます。
長谷寺は古来、多くの文化人に参拝されてきました。百人一首で詠まれた紀貫之の歌は長谷寺の梅を題材にしたものです。また、長谷寺は源氏物語や更級日記などの古典文学にも度々登場します。源氏物語の「玉鬘」の巻に出てくる「二本の杉」は現在も長谷寺で見ることができます。少し外れた場所にありますので、ご興味のある方は境内の地図を参考に是非訪れてみてください。
奈良 長谷寺の住所およびアクセス方法
奈良 長谷寺の住所は「奈良県桜井市初瀬731-1」です。最寄り駅は近鉄大阪線長谷寺駅です。駅からは徒歩15分ほどです。またはJR万葉まほろば線桜井駅です。駅から奈良交通バスに乗り換え長谷寺参道口で下車してください。停留所からは徒歩10分ほどです。
奈良 長谷寺の近くにある観光スポット情報
奈良 長谷寺の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:
春日大社
長谷寺から車で数分のところにある春日大社は、その数多くの石と銅の提灯で知られるユネスコの世界遺産です。毎年2月と8月に開催される灯篭祭りでは、これらの提灯が点灯され、幻想的な光景が広がります。
奈良公園
長谷寺から車で約10分の場所にある奈良公園は、神の使者とされる1200頭以上のシカが自由に歩いていることで有名です。公園内には東大寺や興福寺など、数々の歴史的な場所も点在しています。
東大寺
長谷寺から車で約10分の場所にある東大寺は、世界最大の木造建築物である大仏殿で知られる歴史的な場所です。大仏殿には、高さ15メートル以上の大仏として知られる大型の銅像が安置されています。
依水園
長谷寺から車で15分ほどの場所に位置する依水園は、美しい日本庭園です。前庭と後庭の2つの部分から成るこの庭園は、どちらも美しい景観デザインと周囲の奈良市の風景を望むことができます。
奈良 長谷寺に関するその他の情報
奈良 長谷寺に関するオフィシャルサイト:
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )