唐招提寺 (奈良県) の見どころとアクセス方法

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唐招提寺は奈良県奈良市にある寺院で、唐の高僧であった鑑真和上によって開かれました。金堂や講堂など、奈良時代の貴重な建造物があり、多くの国宝指定の仏像が安置されています。また、蓮を大切にしており、梅雨の時期から夏にかけて美しい蓮の花が咲く光景を見ることができます。

この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、唐招提寺の見どころとアクセス方法についてご紹介します。

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(都道府県 : 奈良県 , カテゴリー : 寺社)

唐招提寺の見どころ

唐招提寺は奈良県奈良市にある律宗の総本山の寺院です。唐招提寺は、唐の高僧であった鑑真和上が759年に新田部親王の旧宅地を譲り受けて開いた道場が起源です。当初は唐律招提という名前でしたが、その後、唐招提寺と改称されました。寺院は古都奈良の文化財の一部としてユネスコの世界遺産に登録されています。

国宝に指定されている金堂や講堂は奈良時代の貴重な建造物です。金堂の中には多くの仏像が安置されており、特に本尊である盧舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像など、いずれも国宝に指定されている仏像が並ぶ光景は圧巻です。ただし、中には入ることはできないため、外から鑑賞します。

講堂は平城宮から移設され、その後改築されたものです。平城宮の建造物はほとんど残っていないため、講堂は平城宮当時の面影を伝える貴重な建造物となっています。また、鑑真和上御廟の墓前へと向かう参道は、苔と木々に覆われ、神秘的な光景を呈しています。

唐招提寺は蓮を大切にしており、境内の2箇所の蓮の池や鉢に多くの蓮が植えられています。蓮の種類によって見頃は異なりますが、6月から8月にかけて美しい蓮の花を観賞できます。また、毎年5月には「うちわまき」という行事が行われ、病魔退散や魔除けのご利益があるとされるハート型の宝扇が参拝者にまかれます。

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唐招提寺の住所およびアクセス方法

唐招提寺の住所は「奈良県奈良市五条町13-46」です。最寄り駅は近鉄橿原線西ノ京駅です。駅から奈良交通バスに乗り換え唐招提寺で下車してください。停留所からは徒歩すぐです。またはバスに乗車後に唐招提寺東口で下車してください。停留所からは徒歩5分ほどです。

唐招提寺の近くにある観光スポット情報

唐招提寺の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:

須磨寺
唐招提寺から徒歩約20分のところに位置する須磨寺は、四季折々の花々が美しいことで知られています。特に春の桜や秋の紅葉は見事で、自然と共に静寂な時間を過ごすことができます。

平城宮跡
唐招提寺から車で約10分の距離にある平城宮跡は、日本で最初の本格的な平城京の遺跡です。広大な敷地には、遺構や復元された建物が点在し、古代の雰囲気を味わうことができます。

春日大社
奈良公園内にあり、唐招提寺から徒歩約30分の春日大社は、古都奈良の象徴的な存在です。国宝指定の本殿や朱塗りの灯篭、さらには敷地内を自由に歩く鹿といった風景は一見の価値があります。

奈良国立博物館
奈良公園内にある奈良国立博物館は、唐招提寺から徒歩約35分の場所にあります。重要文化財や国宝級の仏像を含む広範なコレクションを持つこの博物館は、日本の歴史や文化に深く触れることができます。

唐招提寺に関するその他の情報

唐招提寺に関するオフィシャルサイト:

https://toshodaiji.jp/

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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

( Written by Tatsuo Ikura )