平等院 (京都府) の見どころとアクセス方法
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平等院は京都府宇治市に位置する寺院で、10円硬貨に描かれている平等院鳳凰堂で知られています。阿字池の中島に建てられた鳳凰堂は左右対称の美しい形状をしており、翼を広げた鳥のように見えることからその名がつきました。国内外からの観光客に加えて、修学旅行の訪問先としても人気のスポットになっています。
この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、平等院の見どころとアクセス方法についてご紹介します。
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平等院の見どころ
平等院は京都府宇治市にある寺院です。平等院鳳凰堂は10円硬貨に描かれており、その屋根の鳳凰は一万円札に描かれていることでも有名です。平等院は古都京都の文化財の一つとしてユネスコの世界遺産に登録されています。
鳳凰堂は平安時代後期の1053年に建立された阿弥陀堂で、国宝に指定されています。建立当時から残っている貴重な建造物です。境内の中央にある阿字池の中島に鳳凰堂は建てられており、正面から見ると翼を広げた鳥のように見えることと、屋根に一対の鳳凰が立っていることから後年になって鳳凰堂と呼ばれるようになりました。
鳳凰堂と同じ頃に制作されたと言われている梵鐘は日本三名鐘の一つとされており、国宝に指定されています。「音の三井寺、銘の神護寺、形の平等院」と言われ、平等院の梵鐘は形の美しさで有名です。天人や獅子、唐草の模様が浮き彫りにされています。なお、鐘楼にある梵鐘は複製で、実物は平等院ミュージアム鳳翔館で見ることができます。
鳳凰堂の内部拝観は一度に決められた人数が行えるようになっています。平等院は国内外からの観光客に加えて修学旅行の人気スポットにもなっており、非常に多くの観光客が訪れています。そのため、鳳凰堂の内部拝観には時間がかかることもありますのでご注意ください。
平等院の住所およびアクセス方法
平等院の住所は「京都府宇治市宇治蓮華116」です。最寄り駅はJR奈良線宇治駅です。駅からは徒歩10分ほどです。または京阪宇治線宇治駅です。駅からは徒歩10分ほどです。
平等院の近くにある観光スポット情報
平等院の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:
宇治上神社
平等院から徒歩で約10分の場所にある宇治上神社は、「源氏物語」の舞台として知られ、一年を通して訪れる人々で賑わいます。特に6月に開催される源氏物語まつりでは、物語の世界が現実に再現されます。
宇治橋と宇治川
平等院からすぐ近くに位置する宇治橋は、宇治川にかかる歴史的な橋で、周囲の風景と相まって素晴らしい写真スポットとなっています。また、川沿いには数々の茶店が並んでおり、有名な宇治茶を味わうことができます。
宇治市茶業試験場
平等院から車で約10分の場所にあるこの施設では、日本のお茶の製造方法を学ぶことができます。見学ツアーや試飲体験もありますので、宇治茶の製造工程を実際に見て学べる貴重な体験となります。
太閤の茶室・茶舎利休
平等院から徒歩で約20分の場所にあるこの茶室は、有名な茶人・千利休が設計したとされています。ここでは本格的な茶道体験を楽しむことができ、日本の茶文化を深く理解することができます。
平等院に関するその他の情報
平等院に関するオフィシャルサイト:
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )